トラン・アン・ユン監督の新作映画「ポトフ 美食家と料理人」

地元神戸の新開地という駅に

「パルシネマしんこうえん」という映画館がある。

私が時々行ってた頃は確か10代後半から20代前半ごろなので

まだあるのかなと思い検索したらまだあった!


ここはリバイバル上映2本立ての映画館。

ミニシアター系の映画がよく掛かってたので好きだった。

入れ替えなしだったので1日いられる場所(1日いたことはないが)。


その頃観に行ったのが

・青いパパイヤの香り(トラン・アン・ユン監督)

・イヴォンヌの香り(パトリス・ルコント監督)

香り縛りの2本立て。


「青いパパイヤの香り」はその頃アジアにハマっていたこともあり

あと、その題名の響きがとても刺さったのでこれは!と思った。


結果、人生においての大好きな映画になった。

セリフがあまりなく、生活の音や自然の音、そして美しい映像で

静かに淡々と見せていく。

その中でゆっくりと近づいてくる幸せに包まれる感じ。


帰りにポスターを購入!

もうずっと部屋に貼っている。


そのトラン・アン・ユン監督最新作の

「ポト 美食家と料理人」を観てきた。


監督の世界観が満載だった。

劇中にBGMは全くなく、自然や生活の音、人間の息遣い、

そして美しい映像で淡々と見せていく感じ。

上流階級の食卓は、食材をそれはそれは

ふんだんに使い圧倒されたけど、

反感みたいな感情は湧いて来ず

ただただ豊なで幸せな空気に包まれた。


いつまでも美しいジュリエット・ビノシュ。

喪失の後の希望がとても感動的だった。


料理の場面がふんだんに出てきて

ポトフを食べたくなったし、作りたくなった✨






Mondo Yumico

日々、私から生まれ出るエネルギー、作品たちを載せていきます。 何にもとらわれない形と色で遊ぶのが大好き。 その時その一瞬で感じたインスピレーションを大切にしています。 見る人に何かが伝われば幸いです。

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